2019年12月09日
日本のGDPは、54%が個人消費で占められています。
民間設備投資は15%程度。
(データはちょっと古く2017年ですが)
どこの国も、個人消費はざっと5〜6割を占めています。
で、日本の人口予測
1)全人口はすでに減少に転じている
2)生産年齢(15〜64歳)人口もググーッと減少予想
3)年少人口(0〜14歳)もジワジワ減少予想
4)老年人口(65歳以上)はグッと増加予想
つまり、全人口は減少というなかで生産年齢人口減少が顕著になるということです。
「国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口」 でググってください。
ここまでお話すれば、今後の日本がどういう状況になるか想像できますよね。
生産年齢人口が減る→GDPの大部分を占める個人消費が冷える→国力が落ちる
TOKYOとかに行くと、その大都会ぶりに目を見張り、まだまだ日本はイケるんじゃないか
って錯覚しそうですけど・・・
地方の人口増減状況予測を見ると多くの人は震撼するはず。
「2040年頃までの全国人口見通しと近年の地域間人口移動傾向(総務省自治行政局)」でググってみてください。
都道府県別推計結果 2045年の総人口指数 の図を見るとそのリアルさが伝わってきます。
2015年を100とすると
東京都 100.7
そのほかの道府県は全部減少です。全部。
秋田に至っては、なんと58.8です。
三大都市圏や太平洋ベルト地帯は人口減ダメージが少ない様子。
こういうことが現実に起こっていくわけですよ、日本では。
じわーっと国力が落ちる状況にあるのは間違いないような気がします。
特に内需系は。
なのに、お国のカンフル剤の影響なのか、株は好調・地価も高い。
ケド、最近の不動産市況はちょこっと変化が見えてきて・・・
太平洋をまたいだお隣の国も、市場に資金供給を拡大してますしね。
NYダウは最高値更新!という状況。
みなさん、この状況をどうご覧になりますか?
国内の目の前の状況だけ見て毎日を漫然と過ごしてたら、干支が1周〜1.5周するころ
には、ボーッとしてたら大変なことになっちゃいますよ!
経済の状況が変われば人心も変わる。
20××年 人々の心が荒れてしまった日本の社会を想像し、その想像図にNHK 映像の世紀のオープニングテーマ「パリは燃えているか」(加古隆作曲)のメロディーが重なる・・・
パリは燃えているか:
https://www.youtube.com/watch?v=6QdCsxw16Tg
でも、こうした状況を冷静に分析して個人で打てる対策を実施すれば、いずれ訪れる
であろう難局も突破でき、安心した生活をおくることができる余地がある、と感じます。
しょうもないエンタメニュースなんて見てる場合ではない。なんの足しにもなりませんからね。
国民はもっと現状を考えるべきだと思いますよ。