2016年11月29日
ビジネスを成長させるためには、始めから上手く利益が出る案件などありませんよね。
たいがい、何らかの大小失敗を経て、上手くなっていくもの。
営業職なんかで、見込み先からどやされても諦めずにアプローチを代えてみて、なんとか試行錯誤して契約を取れる なんてのが昔どこかで聞いた典型。
ま、何でもそうですよね。
上手くいくためには失敗の歴史あり。
上手くいっている人は、その過去にあった失敗からPDCAサイクル※を廻して、その効果を実感しているからこそ、上手くいくもの。
※PDCAサイクル
P 計画
D 実行
C 評価・検証
A 改善
伸びるビジネスパーソンはCとAを確実にやっています。
だから失敗を恐れず、逆に失敗を糧にできる。
そして成功を具現化する対応を取ることができるようになる。
残念な人はDのエラーにおびえ、動きが止まり、逃げる。
20代の新人時代はインプットのほうが多く、トライアンドエラーの連続。
大きな成功体験ができるチャンスは少ない。
まぁ、糧となるエラーを何度体験して改善していったかが資産。
「若い頃の苦労は・・・」っていうのは至言です。コレが30代以降に生きる。
30代40代以降は、何度もサイクルを廻しているので失敗数もそれなり。改善数も
それなり。場数もそれなり。まあ、引出しが多いってこういうことです。
違う見方をすると、失敗から得られる実践と効果を知っているからこそ、次に上手くいくためにはどうしたらいいか・・・っていう前向き志向でいられる。
初めから上手くいく案件などないのに、PDCAを廻し切る前の失敗にビビッてその場から逃げたりするなんてのは愚の骨頂。
PDCAのうち、CAの部分をこなしてこそ、ビジネスで収益をあげられるようなプロジェクトを企画立案・収益獲得という成功を体現できるもの。
CとAという部分がいわゆる経験値ってやつですよね。
Dの部分なんて経験でもなんでもない。ただ言われたこと・決められたことをやっただけ。
サイクルを全部廻す前のPDだけの段階で、失敗に凹んで萎えちゃって、「また失敗するかも・・・ 失敗したら嫌だ・・・」 なんて思考だと成功は望めない。
絶対に。
そんな思考の人は、初めての案件をノーミスでこなして売上を無事全額回収できる案件しかできない。
ま、そんな案件、存在しないけど・・・ね。
成功を掴むビジネスパーソンは、どのようなCとAを行えば、よりよい業務品質になるかを心得ています。
世にビジネス書・知識書・資格関連書・営業書は多数ありますが、身をもってPDCAを廻していくこと、特にCAを廻していくことこそが成功への本道ですね。